カナダでデジタルマーケティングを学ぼう。永住権に繋がりやすい!


近年インターネットやSNSを利用した広告やビジネスが普及してきています。デジタルマーケティングは、その分野に欠かせない今後も伸びつづける需要の高い分野です。カナダにはデジタルマーケティングスキルを習得できるカレッジやCo-poプログラムが豊富にあります。今回は、デジタルマーケティングとは何か、卒業後のキャリア例やスキル習得する複数のメリット、留学方法、学べるプログラムやカレッジなどについてご紹介していきます。

デジタルマーケティングとは

概要

デジタルマーケティングとはその名の通り、インターネットやI T技術を利用したデジタル上の商業手法のことを指します。現代、消費者は店頭で買い物をするだけでなくオンラインのクチコミや広告、宣伝を元に買い物を楽しむ人々が増えてきています。

 

デジタルマーケティングでは、店頭だけでなくインターネット広告やメール、SNSを活用した効果的なマーケティングを展開し、デジタル上で顧客に情報や宣伝をすることが可能となります。デジタル上で消費者のショッピングデータを解析し、顧客の関心や興味を分析することにより、より戦略的なビジネスアプローチを実現できます。

 

対面しなくても消費者との接点を作ることができるデジタルマーケティングは、テクノロジーが発達しつづける現代のビジネスに必要不可欠なスキルの一つだと言えるでしょう。

デジタルマーケティングで学習する科目

デジタルマーケティング学を専攻する場合、基礎的なビジネス学に加えて、オンラインマーケティング手法についても学習します。

 

履修する科目の代表的なものには、マーケティング入門、デジタルマーケティング基礎、ペイドマーケティング、コンテンツマーケティング、ビジネスのための統計学、ウェブデザイン戦略、マーケティング技術とオートメーションなどがあります。

 

入学初期に基礎的なビジネス学、デジタルマーケティング学やメディアマーケティング学を学んだ後は、Google SEOやデータアナリティクス、広告プラットフォーム管理など、デジタルマーケティングの細かい分野を選択科目として履修していくプログラムも多いです。

卒業後のキャリア例

デジタルマーケティングを活用できるキャリアは、オンラインサービスや販売、広告などに関する職業が一般的です。オンライン上で商品を紹介する商品マーケターや、膨大な情報とデータを管理・分析するウェブアナリスト、SEO熟知し企業の宣伝をサポートするSEOプランナーなどが代表的なキャリアとして挙げられます。

 

さらに、InstagramやXなどのSNSによるアプローチのプロフェッショナルであるSNS運用スペシャリスト、オンライン広告作りに携わるデジタル広告プランナーなどの職業もデジタルマーケティングスキルを活かせる職業です。

 

デジタルマーケティング業界のキャリアは流行の流れや情報のアップデートが早いため、最新の情報を元にパフォーマンスをしていくことが重要な業界です。マーケットの動向を注意深く観察し、最新かつ効果的なアプローチが必要とされます。

カナダでデジタルマーケティングを学ぶ3つのメリット

1. 現地就労しやすい

カナダでデジタルマーケティング学を学習するメリットの一つ目は、プログラム修了後、現地就職に繋がりやすいという点です。デジタルマーケティング学は需要が高いため、スキルと経験があればコンサルティング会社や広告代理店、メディア会社、Web制作会社、小売業など幅広い分野で必要とされる人材になれます。

 

その需要の高さから、デジタルマーケティングは他のマイナーな学問と比べて現地就職先を見つけやすい傾向があります。

 

Co-opなどのプログラムやポスグラビザを取得することで、現地で仕事探しがしやすくなります。また、在学中に現地のインターンシップ経験を得ることも可能なので、留学を通すことで卒業後に現地の仕事を見つけやすくなります。

2. 永住権に結びつきやすい

カナダでデジタルマーケティング学を学習する二つ目のメリットは、最終的にカナダの永住権取得できる可能性があるという点です。カナダは就労ビザやカレッジ留学後に取れるポスグラビザ、ワーキングホリデービザなどが英語圏では比較的とりやすい国です。

 

カナダでデジタルマーケティング学のディプロマを取りポスグラビザを利用、またはCo-opビザから他の就労可能なビザに切り替えることで、その後永住権を申請することが可能となります。ポスグラビザは最長で3年間カナダでの就労を許されるので、カナダに長期滞在したい方や永住を希望する方に便利なビザです。また、ワーホリビザや就労ビザを活用して永住権を目指すこともできます。

 

現地で一定の就労経験を得ることが永住権取得に直結します。現地就労前にカナダに留学するのとしないのとでは、仕事の見つけやすさに違いが出てくるため、留学してから就労を目指す方が仕事探しにも有利となります。

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3. IT初心者でもデジタルマーケティングは学びやすい

カナダでデジタルマーケティング学を学習するメリットの三つ目は、この分野の学問はIT初心者でも比較的習得しやすいという点です。デジタルマーケティング留学は、高校卒業資格と一定の英語力があれば入学条件を満たせる他、未経験でも基礎から学べば勉強しやすい学問の一つです。マーケティングの知識がない初心者でも、きちんと勉強すれば現地の授業について行くことは大いに可能です。

 

日本での社会人経験やマーケティング知識がなくて心配な方は、留学前に日本語でデジタルマーケティングを勉強しておくと、留学のハードルを下げることができます。デジタルマーケティングはSNSなどと関連しているため、日頃から社会の流行やフォロワーが多いアカウントを自分で分析、調べることなどもデジタルマーケティング学習において役に立ちます。

 

そのため、デジタルマーケティンングは一定の英語力と日頃の勉強習慣があれば、カナダでディプロマを取得することも可能です。

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カナダでデジタルマーケティングを学ぶ2つの方法

1. Co-op(低予算)

カナダでデジタルマーケティングを学ぶ際には、Co-op制度を利用できます。Co-op制度は、就学後、有給インターンシップの権限を得られる留学方法です。基本的に就学期間がインターンシップ期間となり、最短8ヶ月から参加できます。

 

ビジネス分野やI T分野はCo-op留学でも人気な分野であり、カナダにはデジタルマーケティングを学習できるプログラムやカレッジが豊富にあります。Co-op留学では、就学中もアルバイトが可能なので、在学中の費用を抑えることにも繋がります。就学後は、フルタイムで働けるのも金銭面で魅力的な点です。

2. 公立カレッジ(PGWPが取得可能)

カナダでデジタルマーケティングを学ぶもう一つ目の方法は、公立カレッジのプログラムに進学することです。こちらの方法を利用するとポスグラビザが申請できるため、プログラム修了後現地で8ヶ月から最長3年間の就労が可能となります。また、雇用先が限定されないため就職の幅が広がるのもこちらの方法の魅力です。

 

こちらの方法では、カナダの高等教育機関のデジタルマーケティングプログラムに参加する必要があります。8ヶ月以上2年未満の就学で、プログラム期間と同等のポスグラビザが申請でき、2年以上の就学では3年間のポスグラビザが申請可能です。

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デジタルマーケティングを学べるCo-opプログラム4選

CICCC


Cornerstone College (CICCC)はバンクーバーのダウンタウンにある専門学校です。こちらには一年でディプロマを取得できるCo-opプログラムがあります。CICCC は、I Tやデジタルマーケティングに強い学校として知られており、高校卒業資格のある18歳以上でTOEFL IBT65以上の英語力を満たす人であればプログラムに参加できます。

 

在学中は、デジタルマーケティングの基礎、S N S運用、S E O対策、コンテンツ作成などを学習でき、現地企業からのゲストを前にプレゼンテーションをする機会もあるという本格的なプログラムを提供しています。

CICCC(コーナーストーンカレッジ)

CCTB


Canadian College of Technology and Business(CCTB)は、バンクーバーと郊外に二つの校舎を持つ学校です。こちらの学校には、学生の就職がゴールという明確なポリシーがあり、現地就労のためのキャリアサービスが充実しています。

 

在学中は、週二日の対面授業とリモート環境で学習が進められるため、フレキシブルなスケジュールも特徴的です。Co-opデジタルマーケティングコースは、24週間の受講と24週間の就労で構成されています。Google Analyticsや企業広告企画、マーケティングリサーチなどを学ぶことができます。

Canada College Technology and Business(CCTB)

TSoM


Toronto School of Management(TSoM)は、トロントのダウンタウンに位置するビジネスとホスピタリティの専門学校です。こちらは夜間コースを展開しており、授業開始日も豊富な学校です。様々な種類のCo-opプログラムを提供しており、デジタルマーケティングディプロマは、在学期間24週間、就労12週間で構成されています。

 

ウェブメディアやS N S、紙媒体を含めた広告知識とスキルを学べるコースとなっており、HTMLやCSSなどのコードからGoogle Analyticsなどのツール活用スキルも習得できます。

TSoM(トロント・スクール・オブ・マネジメント)

Greystone


Greystone Collegeは、バンクーバーとトロントに展開するビジネス、ホスピタリティ、TESOLコースを展開する学校です。こちらの学校は、少人数の授業体制で卒業後に即戦力として働ける人材育成を目標に掲げています。また国際式が豊かなこちらの学校は、多文化な校風も特徴的です。

 

デジタルマーケティングコースは、その分野で活躍し続けている現役の専門家が講師として学生に授業を提供しています。デジタルマーケティングプロフェッショナルとデジタルマーケティングソーシャルメディアプロフェッショナルの二つのCo-opプログラムを提供しています。

Greystone College(バンクーバー)

デジタルマーケティングを学べる公立カレッジ3選

Douglas College


Douglas Collegeは、バンクーバー近郊に二つの校舎がある公立カレッジです。こちらの学校には二年間でポストバカロレアディプロマを取得できるデジタルマーケティングプログラムがあります。在学中は、マーケティングの基礎から書類デザイン。デジタル分析、ビジュアルコミュニケーション、電子商取引、プロモーショナル戦略などを学ぶことができます。

 

こちらの学校のカリキュラムには自習やフィールドワーク、企業見学などが含まれており、卒業後に現地就労するための準備を効果的に進められます。また大学編入の機会もあるため、もっと勉学を深めたい人はブリティッシュコロンビア州にある大学に編入し勉強を続ける道もあります。

ダグラスカレッジ(Douglas College)

Georgian College


Georgian Collegeはトロント郊外の自然豊かな場所にある公立カレッジです。こちらの学校には、二年間でビジネスマーケティングディプロマを取得できるプログラムがあります。こちらのプログラムはCo-opプログラムとなっています。

 

会計学からチームワーク、コミュニケーション、リーダーシップなどの経営学の基礎をまず学んだ後、広告デザインや応用デジタルマーケティング、戦略的マーケティング計画など専門的なことを学ぶことが可能です。こちらは、経営学全体をカバーする基礎知識と従来の基本マーケティング手法を学びながら、デジタルマーケティングやデザインの知識も養えることができるプログラムとなっています。

Georgian College(ジョージアンカレッジ)

Niagara College


Niagara Collegeは、世界遺産にも登録されるナイアガラの滝近郊に位置する公立カレッジです。こちらの学校は自然豊かな環境にあり、学生の満足度が高い教育とサービスが受けることができます。ホスピタリティやワイン醸造プログラムなどが有名ですが、高品質な経営学のプログラムも提供しています。ビジネス管理マーケティングプログラムは、Co-op制度を利用できます。

 

コンピューターアプリケーションやマーケティングリサーチ、国際マーケティング、消費者行動法則など幅広くデジタルマーケティングを含む内容を学ぶことができます。こちらのプログラムも経営学の基礎が軸となるため、入学初期はビジネスの基礎科目から学ぶことになります。

Niagara College Canada(ナイアガラ・カレッジ)

まとめ

未来のある学問、デジタルマーケティングは今後もその市場の成長が期待されています。カナダには、デジタルマーケティングの知識や実践経験を得られるプログラムが豊富にあります。カナダは、現地の就労経験が得られるだけでなく、永住権の道も開ける貴重な留学先です。後悔しない留学を実現させるためにも、Co-op留学とカレッジ留学、コスト面や就学期間などを考慮してどちらが自分に適しているのか考えてみることをお勧めします。

Yuri Kondo

幼いころから英語に触れることが好きで、高校生の時にアメリカへ、高校卒業後はカナダへ行きました。休日はネットフリックスで海外の映画やドラマなどを見るのが趣味です。お気に入りは、ストレンジャーシングスというドラマです。両親がカナダへ住んでいたことから、留学先をカナダに決めました。秋の紅葉がとてもきれいで、毎朝30分ほどウォーキングをしていたことが思い出に残っています。

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