カナダ留学費用目安は年間350万円!2024年版費用を徹底解説!


広大な自然があり、治安も良いため留学先として人気のカナダですが、1年間の留学費用目安は350万円です。

 

例えば、カナダの最大手語学学校であるILAC1年間通うと学費が約150万円です。

 

生活費を含めた滞在費用はカナダの移民局が発表している金額で年間200万円です。

 

期間やプランによって金額は変動しますので、滞在期間ごとに大まかな留学費用を見ていきましょう。なお、今回は語学留学のケースを基本としています。

カナダ留学の費用目安

まずは期間別の留学費用総額です。

期間費用
3か月66~128万円
半年間115~210万円
1年間200~400万円

3ヶ月のカナダ留学にかかる費用目安

全体感をざっくりとつかんでいただいたところで、期間ごとに詳しい内訳を見ていきましょう。

項目金額
学費24~48万円
渡航費6~20万円
居住費15~30万円
生活費9~18万円
パスポート1.6万円
ビザ不要
電子渡航認証システム(eTA)7ドル
海外留学保険10万円
合計66~128万円

半年間のカナダ留学にかかる費用目安

項目金額
学費50~95万円
渡航費6~20万円
居住費30~60万円
生活費15~30万円
パスポート1.6万円
ビザ150ドル
海外留学保険10万円
合計115~210万円

1年間のカナダ留学にかかる費用目安

項目金額
学費90~170万円
渡航費6~20万円
居住費70~120万円
生活費25~65万円
パスポート1.6万円
ビザ150ドル
海外留学保険20万円
合計200~400万円

このような金額感になっています。なおカナダは、半年以下の滞在であればビザの取得が不要です。その場合、代わりに電子渡航認証システム(eTA)を申請する必要があり、その費用が7ドルかかります。

よく分かる!観光ビザでカナダ留学する方法とeTA申請マニュアル

留学費用の内訳

カナダ留学の大まかな費用を説明しましたが、次はもう少し細かく説明していきます。

学費:8~16万円/月

留学費用の中でもっともお金がかかるのが、学校にまつわる費用です。授業料は、週単位と学期単位の費用提示になっており、語学学校の場合はほとんどは、週単位での費用提示になります。   留学先として人気の高いカナダには、語学学校が数多く存在しますが、その多くはアメリカ・イギリスといった他の英語圏よりも安価といわれます。とはいえ、1ヶ月あたりの学費は8~16万円ほどと決して安くないため、複数の学校をチェックして、ご自身の目的や希望に合った学校を選ぶようにするのが良いでしょう。   ラララカナダでは、語学学校の週当たりの費用については、限りなくリーズナブルで、またもちろん質の良い、バランスのとれた学校をご紹介しています。

入学金:1~2万円

入学金とは、語学学校に入学する為の費用となります。 1回のご入学に対してかかる費用となります。 平均的に200ドルの料金設定の語学学校が多いですが、ビザによって入学金が変わる学校があります。   例えば、学生ビザの方は入学金200ドル、学生ビザ以外の方(観光ビザやワーキングホリデービザ)の方は100ドルの料金設定になっていることが多いです。

 

稀に特別な割引で、入学金免除という特別キャンペーンを行う学校もありますので、費用を抑えたい方はそのような特別キャンペーンを行っている学校を選ぶと良いでしょう。   尚、一度入学し卒業した場合でも、再度同じ学校に入学する場合は入学金免除となる場合がございます。

カナダ留学にはどのビザが最適?ビザの違いと取得方法【比較表付】

教材費:1万円

教材費教材費(Material Fee)は授業内で使う教科書、その他教材の購入費用です。教材費は学校、コースにより異なります。一般英語コース、試験対策コースの教材費の平均は約100ドル~です。

 

バリスタコースやJ-shineコースになると約250ドル~が一般的です。専門的な授業になるため一般英語コースや試験対策コースの教材費よりは費用が掛かります。教科書はクラスのレベルによって異なるため、レベルが上がるたびに新しい教科書を購入する必要があります。

渡航費:6万円

日本から飛行機でおよそ9時間のカナダは、渡航費が往復で6~20万円ほどかかります。   航空券は、利用する航空会社や渡航時期によって価格が大きく異なるため、費用を下げたい方はできるだけオフシーズンを狙ったり格安航空会社(LCC)を使うのがおすすめです。基本的には、6~8月は値段が高く、9月頃から下がり始め、12~2月頃がもっとも安くなります。   また、自分でインターネットなどで手配するか、旅行代理店や留学エージェントを通すか、などでも価格は変わってくることがあるので、手間と費用のバランスを考えて手配方法を検討するといいでしょう。

居住費:5~10万円/月

カナダの1ヶ月あたりの滞在費は、おおむね5~10万円となっています。家賃はそこまで高いわけではありませんが、人気の都市、例えばトロントやバンクーバーなどは高くなりがちです。   また、1つの都市の中でも、場所によって価格に差が出てきます。主要駅や中心街の近くなどは当然高くなりますし、一方で郊外などは比較的安くなります。   滞在パターンも、ホームステイ、ルームシェア、一人暮らしなどがあり、それぞれ値段が変わってきます。ホームステイは少し高くなるものの、初めての海外生活に不安があるという方は、ホストファミリーのサポートも受けられるホームステイからスタートして、慣れてきたらルームシェアに切り替えるという方法もおすすめです。

カナダ留学にはホームステイがおすすめ?メリットやデメリットを解説!

カナダ留学にはシェアハウス?メリットやデメリットを解説!

生活費:3~6万円/月

カナダは、物価が高いことで有名なオーストラリアなどに比べると、英語圏の中では物価は低いといえます。そのため1ヶ月の生活費は、大体3~6万円ほどです。   といっても、外食すれば一食あたり10ドル程度はかかりますし、チップの習慣があるので、レストランなどで食事をするたび1~2ドルほどチップ代がかかります。   ホームステイの場合はホストファミリーが食事を作ってくれることがほとんどですが、ルームシェアや一人暮らしの場合は、自炊を多めにして食費を節約するのが良いでしょう。   シェアメイトや語学学校のクラスメイトと一緒に食事を作れば、楽しく料理ができて、交流も一層深まりますよ。

留学生が語る!カナダ留学の生活費と物価の実際と節約方法!

パスポート

パスポートは、海外渡航の際に必ず必要なものです。   申請費用は有効期間によって異なり、10年有効のものが16,000円、5年有効のものは11,000円です。パスポートを申請する際は、住民登録をしている都道府県のパスポート申請窓口にいくことになりますので、事前に場所を確認しておきましょう。   また、申請から受領までは1週間~10日ほどかかりますので、渡航直前に慌てないよう、余裕をもって申請するのが安全です。

ビザ(査証)

カナダ留学の際は、基本的に学生ビザが必要となります。ビザの取得には150ドルほどの申請料がかかります。   なお、6ヶ月以内の滞在であれば、ビザを取得する必要はありません。   ただしその場合、代わりにオンラインでの電子渡航認証(eTA)を申請することが義務づけられています。eTAの申請には1名あたり7ドルが必要となります。

海外留学保険:20万円/年

留学の際に検討しておきたいのが、海外保険です。カナダ滞在中に、病気やケガに遭って治療を受けることになると、多額の医療費がかかります。   そのため、万が一のケースに備えて海外保険に加入しておくと、安心して留学生活に集中できるはずです。海外保険には、海外旅行保険と留学生保険があるので、補償内容や金額を見てベストなものを決めると良いでしょう。   なお、多くのクレジットカードには海外保険サービスが付帯されています。クレジットカードの保険内容も決して悪いものではありませんが、補償条件や内容が一般の海外保険に比べて限定的なケースも少なくないので注意が必要です。

その他の留学費用

カナダ留学について、主な費用をご紹介してきました。ここからはご参考までにその他の費用にも触れていきます。

健康診断料

観光や短期留学の場合には必要ありませんが、6ヶ月程度の滞在をする場合、X線検査などの健康診断結果を求められることがあります。診断料は4,000~1万円程度ですが、健康診断が必要かもしれないという点は留意しておきましょう。

通信料

今や毎日の生活に欠かせないインターネット。カナダ留学でも、やはりインターネットは必要でしょう。インターネットを使う場合にはWi-Fiを利用するのが基本です。ご自分でポケットWi-Fiを契約したい場合は、現地で通信会社と契約することになります。   ただ、カナダは公共のWi-Fi普及率が非常に高いため、外出時にはできるだけ公共Wi-Fiを活用し、ご自身で契約するWi-Fiはデータ通信量の少ない低価格プランにするとコストが抑えられます。   また、スマートフォンはSIMフリーのものを日本から持参するか、現地の携帯会社で機種をレンタルするかの2パターンになります。

お土産

留学時に忘れてはいけないのが、お土産です。とくにホームステイをするなら、お土産はとても喜ばれるので持っていくのがおすすめです。   お土産といっても、高価なものである必要はありません。日本らしさが伝わるお箸や折り紙などは人気が高いといわれてます。日本の100円ショップは品質が高いので、100均でまとめて購入するのもおすすめです。

留学費用を抑えたい!おすすめ節約術

留学にお金はつきものですが、決して安い費用ではありませんから、できるだけ抑えたいという方も少なくないでしょう。そんな方のために、おすすめの節約術をご紹介していきます。

渡航費

先ほども触れましたが、カナダへの渡航は往復チケットが6~20万円とかなりの金額になります。航空券を安くできれば、大きな節約になるわけですね。   日本からカナダへ行く航空チケットは、ゴールデンウィークやお盆といった旅行シーズンは値段が上がります。安く渡航するなら、そうした時期は避けるようにしましょう。   また、カナダへの直行便よりも、乗り継ぎを経由したチケットのほうが安くなりがちです。LCC(格安航空会社)のWebサイトなどで確認してみることをおすすめします。

学費

語学学校などに支払う学費も、大きな費用項目です。学校ごとや、同じ学校でもコースや時期によって価格が変わってきます。とくに留学生が多くなる夏場などは値段が高くなる傾向にあります。時期を自由に決められるのであれば、学生の少ない冬場を狙うと安く抑えることができるでしょう。   また、語学学校については、留学エージェントを経由すると割引や特典がつくケースがあることはあまり知られていません。一般的なキャンペーンのパターンとしては以下のようなものがございます。

 

  • ○○週間申し込むと、○○週間の授業料が無料
  • ○○週間の就学で1週間あたりの授業料が○○ドル引き
  • 入学金の免除

このキャンペーンですが、通年のキャンペーンとして行っているものや、期間限定で行っているものがあります。 学校によっては通常の料金よりも半額近い金額になるところもございますので、とてもお得です!

 

ラララでは常に最新のキャンペーン情報をご案内していますので、ご希望の都市や学校がございましたらお問い合わせください。   といっても、学校は留学生活にとても重要な要素なので値段だけで決めてしまうのは危険です。ご自分の留学の目的や、希望するコース、都市や立地などをふまえて検討するのが良いといえます。

カナダの授業料が安い語学学校!費用を抑えて格安カナダ留学!

居住費

居住のための家賃も、月々の出費の中で大きな割合を占めるものです。居住タイプとしては、ホームステイ・シェアハウス・一人暮らしの3パターンが一般的ですが、中でもホームステイはホストファミリーへの支払いが加わるため、もっとも高くなりがちです。月額で1,000ドル近くなることもあります。   そうなると年間ベースで非常に高額になるわけですが、裏を返せば、月額で数十ドル安くできれば、それだけでも年額数百ドルの節約になるということでもあります。   家賃を低く抑えるには、値段交渉をしてみるのが有効です。カナダでは家賃の割引相談は一般的に行われていることですので、恐れず相談してみると良い結果につながるかもしれません。

生活費

日々の生活コストも、工夫によって大きな節約につなげることができます。主なものを見ていきましょう。

食費

食費については先ほども触れましたが、外食ではなく自炊をメインにすることで、外食費用とチップ代を節約することができます。自炊の場合には食材費がかかりますが、大型スーパーなどで定期的に行われるセールで特売品をまとめ買いすれば単価を下げられます。   日本食が懐かしくなったり、ルームメイトやホストファミリーに日本料理を振る舞うこともあるでしょう。日本から輸入された食材は値段が高いので、乾物など持参が可能なものは日本から持っていくのがおすすめです。

交通費

交通費も、工夫ができる費用項目です。留学生は、平日は語学学校と自宅の往復が中心で、土日はクラスメイトやホストファミリーと中心街に出かける、といったパターンが多いはずです。であれば、電車やバスの定期券を購入してしまうのがお得です。   事情があって学校やホストファミリーを替えることもあるかもしれませんので、1ヶ月目は様子を見て、続けられそうなら2ヶ月目から定期券にするのが安全かもしれません。

日用品費

シャンプーやリンス、化粧品などの日用品も、現地で調達しているとそれなりの金額になってしまいます。   また、化粧品などはあくまで現地のカナダ人の体質や好みに合わせて作られたものが大半なので、日本人には合わない可能性も少なくありません。せっかく買ったのに肌に合わず途中で捨ててしまったりしてはもったいないですし、何より肌や髪のトラブルにつながってしまうとストレスになってしまいます。   肌につける日用品類は、できるだけ使い慣れた日本製のものを渡航時に持参するのが、節約と安全の観点からおすすめです。

カナダ留学に必要な持ち物40選と荷物を少なくする方法

交際費

クラスメイトとショッピングに出かけたり、パーティーをしたり、留学生活にはそうした交際費も欠かせません。   この費用についてあまりケチケチしてしまうと、せっかくの留学生活の充実度が下がってしまうので注意が必要ですが、過度な散財はしないように意識するのは節約の面から見ても有効です。お酒やコーヒー、衣類など、本当に必要かどうか一度考えた上で購入するのが賢い姿勢といえるでしょう。   といっても、家賃や渡航費などに比べて、この項目で節約できる金額は大きくないので、そこまで神経質になる必要はありません。ぜひ、楽しく充実した留学生活を送ることを最優先してくださいね。

留学生が語る!カナダ留学の生活費と物価の実際と節約方法!

為替レート

番外編として、為替レートを活用した節約術も紹介しておきます。   現地でカナダドルが必要になった場合、銀行や両替ショップで日本円から両替することになります。このとき、カナダドルと日本円の為替レートが円高になっているタイミングで両替をすると、その分多くカナダドルに替えられるのでお得です。   為替レートは数日でそこまで大きく変動することはあまりありませんが、すぐに替える必要があるという状況でないなら、少し円高になるのを待ってみるのもいいかもしれません。

カナダ留学時のアルバイト

留学生活での裏ワザ的節約術として「現地でアルバイトをする」という方法がありますが、残念ながらカナダでは、学生ビザで語学留学に通われる学生はアルバイトすることができません。   留学生でアルバイトができるのは、学生ビザを持っていて、6ヶ月以上の専門学校・大学へのフルタイム留学をしている方のみになります。

働けて学べるカナダ留学!Co-opプログラムを徹底解剖

語学留学生が何らかの仕事をしたい場合、無給のボランティアであれば可能です。社会経験や、学校以外の人間関係を作るといった目的であれば有用ですが、無給なので節約術にはならないでしょう。   なお、ワーキングホリデーで渡航する場合は、もちろんアルバイトは可能です。

カナダのワーキングホリデー事情とメリット・デメリットを徹底解説!

私の留学費用を大公開!

さて、上記では一般的な留学費用をご紹介してきましたが、やはり個人個人でかかる費用は様々です。カナダで1年間ワーキングホリデーをしていた私が実際に支払っていた費用を公開します。

学費:3ヶ月で約33万

入学金・授業料・教材費の総額です。バンクーバー市内にある中規模の語学学校へいきました。

ホームステイ1ヶ月:約10万

手配料・滞在費用・空港送迎の総額です。3食付きだったので、この期間は食費の出費はありませんでした。

通信(携帯)費用:約1万円/月

日本で購入をしたSIMカードを使用していたので、かなり高かったです。使用可能容量が7GBと少なく、ナビやSNSですぐに使い切っていました。自動課金システムだったので、1万を超えることもよくありました。SIMカードは現地購入をお勧めします。

渡航費:約14万/片道

バンクーバー発着は当時の直行便料金で、片道約14万円でした。今はコロナの影響で他国経由が難しかったり、飛行機の本数も少ないのでもっと高くなっているかもしれません。

居住費用:$400/月

当時のオーナーさんの子どものシッターをする代わりに、$800/月の家賃を$400/月にしてもらうことができました。部屋は完全1人空間、洗濯機・乾燥機をオーナー家族とシェアするのみでキッチン・バスルーム・寝室全て、私一人で使用していました。

食費:約3万円/月

野菜や日本食を主に購入をしていました。お肉は鶏肉が安いのと個人的にも一番好きなお肉類だったので、若干費用を抑えることができました。

交通費:約12,000円/月

ホームステイとシェアハウスの場所がzone2というダウンタウンから離れた駅だったので少し高かったです。基本どこでも行き放題だったので、友人と休日に出かける時は交通費がかからなかったので利点でした。

日用品:約2万円/月

日用品を共有していなかったので、すべて自己負担で購入をしていたので少し高かったです。

交際費:約2万円/月

主に友人との食事の費用です。バンクーバーの外食はチップ代も払うので若干高めですが、量が多いのでみんなでシェアをして食事代も割り勘をしていました。

まとめ

いかがでしたでしょうか。カナダ留学は決して安いものではありませんが、上手に節約する方法は様々ございます。

 

特に、語学学校の選定は留学費用に大きく影響してきます。

 

賢く留学できるようサポートしておりますので、お気軽にお問い合わせください。

須栗和花

「海外で生活してみたい」「旅行学を学んでみたい」と強く思い、高校卒業後から海外進学をしました。留学先では、10週間語学学校で英語を勉強し、その後カレッジでBachelor of Tourism and Hospitality Managementを取得しました。

カウンセラーに質問