名前:當眞美緒
学校名:LSI トロント校
受講コース:General 20
通学週数:12週間
ビザの種類:ワーキングホリデービザ
銃がなく平和で、様々な文化が混ざり合うカナダへの留学を決意
留学を決意した背景には、幼い頃から抱いていた海外への憧れがあります。留学は単に語学能力を高めるだけでなく、異文化や多国籍の人々との交流を通じて、より広い視野を持つことができると考えました。未知の国で自ら行動することによる自己成長も期待していました。
特にカナダを選んだのは、銃のない平和な国であり、多様な文化が共存している点に魅力を感じたためです。また、私は洋楽が好きで海外文化に興味があったこと、そして外国人との接触が多い沖縄の環境で育ったことも、異文化に触れ、その雰囲気を学びたいという思いを強めました。
留学して物事の捉え方が変わり、日本の良さを再認識しました
留学生活を送る中で、私の英会話力がどれほど伸びたかはまだ自信を持って言えませんが、精神面や価値観、物事の捉え方には確実に変化がありました。カナダでは、分からないことがあれば人に尋ねなければならず、その結果、自分から積極的に話しかける自信がついたと感じています。
さらに、カナダの生活を通じて、当たり前だと思っていた日常の安定や快適さが実は当たり前ではないことに気付かされました。家があり、食事ができることに感謝するようになりました。日本を離れてみて初めて、日本の文化や多くの側面がいかに尊いものかを再認識し、敬意を持つようになりました。
カナダで出会ったのは地元出身者はわずかで、多文化が共存する国だからこそ、様々な移民の方との出会いがありました。自分で考え、自分で行動することの大切さを学び、何も行動しなければ何も始まらないということに気づきました。そして、日本、特に地元の沖縄の素晴らしさを改めて実感し、より一層愛おしく感じるようになりました。日本では考えられないような経験をする中で、日本のサービスの良さなどに改めて気づかされる瞬間もありました。
留学中は言葉の壁やホームシックに苦労しました
留学中にはいくつかの困難に直面しました。言葉の壁が時折感じられること、ホームシック、そして物事が思い通りに進まないフラストレーションです。意図的に日本人と深く関わらないようにし、海外の人と友人関係を築くことにも挑戦しましたが、やはり簡単ではありませんでした。また、心の中に思っていることを即座に言葉にするのが難しいという難しさもありました。
仕事を見つけることも一苦労で、履歴書のコピーを配布し、オンラインで応募を続けていてもなかなか返信をもらえませんでした。ホストファミリーと一緒に履歴書を配ることもしました。さらに、新しい住まいを見つけること、引っ越しの手間というのも課題で、その過程で現在のホストファミリーに留まるかどうかを考えることもありました。
ホームシックに対処する方法としては、帰国の日を想像して頑張っていました。
アクティビティではクラスメイトとの親睦を深めました
LSIのアクティビティについては、チームでのゲームや博物館、美術館への訪問など、多岐にわたるものでした。これらのアクティビティは楽しく、担当の先生が常に案内してくれたことで、より豊かな経験をすることができました。ミュージアムや博物館、地元で人気のスポットへ行くことは、新しい友達を作るというよりは、すでに仲良くなった人々との絆を深める良い機会となりました。これらのアクティビティには多くの学生が参加しており、留学生活の楽しさの一つとなっています。
授業で習った文法やフレーズを徐々に使えるようになりました
留学を通じて、私の英語のスピーキング力とリスニング力は確実に向上してきたと感じています。話す際にはまだ文法を考えてしまうことがありますが、授業で学んだ文法やフレーズを徐々に使えるようになってきています。到着当時に比べて、より流暢に話せるようになり、耳も英語に慣れ、理解できるようになってきました。完璧ではありませんが、着実に進歩していることを実感しています。
授業がわからないとクラスメイトが教えてくれます
クラスメートについては、とても優しくフレンドリーで、わからないことがあるとすぐに聞ける環境がとても心地良いと感じています。多国籍なバックグラウンドを持つ人々と親しくなることができ、これが留学生活を楽しくしています。現在、カナダで特に親しくしているのはクラスメイトやその友達です。
現在のクラスはとても良い環境ですが、最初に所属していたクラスでは、教師が提示するトピックが難しく、科学関連のものが多くて苦労しました。その後、教師が変わり、より理解しやすい内容、例えばスラングなどの日常英語に関する授業になり、より親しみやすい外国人としての振る舞いを学ぶことができました。
トロントはやはり海外であり、地元の沖縄とは違いを感じました
トロントについては、日本とは全く異なる雰囲気に身を置くことで、海外にいることを強く実感しました。映画のワンシーンのように美しい街並みに魅了されましたが、一方でホームレスが比較的多いことも目につきました。交通機関は非常に便利で、特にサブウェイを利用することで様々な場所へ簡単にアクセスできます。また、車の運転手が歩行者を優先する文化にも好感を持ちました。トロントでのハイライトは、夜に訪れたCNタワーからの景色の美しさでした。
ホストファミリーは履歴書の確認や職探しも手伝ってくれています
滞在先のホストファミリーに関しては、良いファミリーに恵まれたと思います。ホストマザーはとても明るく、積極的に話しかけてくれたり、一緒に料理をしたり映画を観たりするなど、親しみやすい関係を築いています。ホストブラザーも優しく、ホストマザーへのリスペクトと仲の良さが感じられ家庭環境は温かいものです。提供される食事も大変美味しく、気兼ねなく過ごせているため、非常に気に入っており、「大当たり」と自負しています。
最初のホストファミリーからより費用を抑えるため、現在のファミリーに移りましたが、その選択も大成功だったと思います。ファミリーは履歴書の確認を手伝ってくれたり、一緒に配布に行ってくれたりするなど、サポートも手厚いです。また、ホストファーザーが友人を招いてパーティーを開くなど、社交の場も豊富にあります。この環境を気に入っており、条件も良いので、ホストファミリーが同意してくれれば引き続き滞在を続けたいと考えています。
カナダはやはり寒いので温暖なオーストラリアへ行くことも検討しています
今後の進路についてはまだ決定していないものの、留学で培った英語力を活かすことを望んでいます。英語を使用する職業に就くことが目標で、以前沖縄の基地で働いた経験を活かしながら、英語を忘れないように継続的に使っていきたいと考えています。また、外国人と接する機会を増やすために、積極的に国際的な環境に身を置くことに興味を持っています。
カナダの生活は好きですが、寒さへの適応が難しいため、将来的にはもう少し温暖な地域での生活も考えています。経済的に余裕ができたら、オーストラリアへ行くことも検討しています。留学経験を通じて得た言語能力と国際感覚は、今後のキャリアにおいて大きな資産となりそうです。
留学検討中の方へアドバイス
留学を検討している方へのアドバイスは、留学が必ずしも光り輝くような経験だとは限らないという現実を受け入れることです。困難や挑戦は多いですが、それらを乗り越えた時の成長と経験はかけがえのないものです。私は、迷っているならば、ぜひ留学を経験してほしいと思います。なぜなら、留学を通じて得られる人との出会いや文化の学びは、日本国内では決して得られない貴重なものだからです。留学はあなたの内面や世界観を180度変える力を持っています。
もし留学に行きたいと思っているなら、その一歩を踏み出すことが大切です。周囲には「思っていたのと違う」と感じる人もいますが、それもまた留学の一部です。留学後には、「やってよかった」と心から思えるはずです。100%楽しいわけではありませんが、留学でしか経験できないことに価値があると信じて、私も今を頑張っています。