カナディアン・ツーリズム・カレッジの目玉とも言えるコースが「フライトアテンダントコース」です。既になりたい職業が決まっている学生にとっては専門的に学べる機会となり、実践的な場を経験できます。

 

研修カリキュラムにあるシアトルへの研修旅行が特に人気です。修了後のキャリアはフライトアテンダント以外に機内通訳などがあり、3ヶ月間学びます。

観光業界へ行き、ツアープランナーや旅行会社のマネージャー、パッケージツアーコンサルタントなどになりたいなら「トラベル・アンド・ツーリズムコース」が最適です。

 

このコースはInternational Air Transport Association (IATA) の認可を受けているコースで、西カナダで唯一です。観光業界の基礎から学び、ホテル、旅行、レンタカー、クルーズなどの各分野の専門知識を学びます。

レストランやフロント、人事、法律まで幅広くホスピタリティに関するレッスンをしてくれるのが「ホスピタリティ・アンド・リゾートコース」です。

 

ホテルへの就職に有利になるAH&LA (American Hotel & Lodging Association) の資格が取得できるため、これを目当てに入学する学生もいます。

 

修了後のキャリアはメジャーなフロント業務だけでなく、ドアマンや会議プランナー、会計、コンシェルジュなどがあります。

カナディアン・ツーリズム・カレッジには「トラベル・アンド・ツーリズム」、そして「ホスピタリティ・アンド・ツーリズム」、この２つのコースを組み合わせたコースがあります。

 

観光とホスピタリティ、２つを専門にしたいという場合に適したコースで、まだ就職先をどちらかに絞り込めないという場合や、より多くのキャリアへの道を模索したい場合におすすめです。

初心者が通う語学学校のようなところではなく、より高い英語を期待しているならカナディアン・ツーリズム・カレッジは向いています。ここで学ぶために必要な英語力は、TOEIC720点、TOEFL iBT57点、IELTS 5.5点以上と指定されています。

 

もしこの規定に達しない場合は、VIC(Vancouver International College)やVEC(Vancouver English Centre)など、指定されている他の語学学校で英語力を強化しましょう。

カナディアン・ツーリズム・カレッジは学校というよりオフィスのような雰囲気の内装ですが、フライトアテンダントコースで使う教室の中には本物のボーイング737の機体があり、ここもまた学校とは違った雰囲気となります。

 

実際に現場と同じ空間になるのでより実践的で、ここでは緊急事態に備えたトレーニングやロールプレイングなどを行います。

いざ海外で就職活動をするとなると、必要になってくるのがカナダ流の就活方法を学ぶことです。

 

カナディアン・ツーリズム・カレッジは、日本で言う履歴書や送付状の書き方に加え面接練習を行ってくれるため、就活生のための学校という意味合いも強いです。有給インターン先や希望する就職先を見つけるサポートもしてくれます。

カナディアン・ツーリズム・カレッジで開講されているほとんどのプログラムは週3日制です。そのため、この学校に通いながら生活をアルバイトで稼いだり、英語を磨く時間に充てることができます。

 

ビザの種類によって就労も可能になるので、お金がない場合でも現地で稼ぎながら就職に直結する専門分野を学べる環境があります。

カナディアン・ツーリズム・カレッジの設立が1980年と古いため、今までに培ってきた実績を用いた各業界とのコネクションが強いところが特徴です。

 

実際、この学校の卒業生は即戦力となると知られていて、学んだことがすぐに行かせるよう導いてくれます。手に職を付けるには最適な環境であり、ツーリズムとホスピタリティ業界を牽引する存在になっています。

日本に住んでいて公立学校で授業を受けていればアメリカ英語を学ぶことになりますが、カナディアン・ツーリズム・カレッジはカナダ人の割合が約68％と高くなっているため、学校内ではカナディアンイングリッシュが自然と身に着きます。

 

現地で職を見つけるならそこのアクセントや訛りを知っておいた方が有利になるでしょう。